1: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:13:51.61 ID:hJqMCHrq0
男「…」

朝、教室に入ると男の席のイスがなかった

男は校庭に無残に投げ捨てられているイスを見つけ教室を飛び出る

チャラ男「プッwあいつ1時間目始まんのに取りに行きやがったww」

DQN「今のうちにあいつの財布から金抜いとけ」

チャラ男「ウィース」

クラスメイト「クスクス…また男くんいじられてる…」




2: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:14:24.87 ID:2XpM0KG60
見てるぞ

3: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:15:32.50 ID:P1v1WZnD0
創作?

4: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:23:15.65 ID:hJqMCHrq0
>>3
創作です

5: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:26:19.98 ID:hJqMCHrq0
ガラッ

教師「ん?」

男「すいません、遅れてしまいました」

イスを抱えた男が授業中の教室に戻って来る

教師「ふざけるな!!イスを持ち歩くバカがどこにいるんだ!!」

クラスメイト「クスクス…」

男「すいません…」

教師「いいから生徒指導室に行ってこい!もうこの授業は受けるな!」

DQN達はその様子を眺め必死に笑いを堪えている

このようないじめがほぼ日常的にこのクラスでは行われていた

6: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:30:12.74 ID:hJqMCHrq0
このクラスでの絶対的権力を持っているのは…

DQN「よぉ…昼飯買ってきてくれよ」

男「わ、ワカッタ」

チャラ男「カツアゲ弁当だぞ、1分で来なかったら殺すからな」

DQN「遅れたらいつもみたいに熱湯の刑だ…いいな?」

男「う、うん」

タッタッタ

DQNを筆頭とするグループであった

男のいじめは他の生徒も見ているが絶対権力を持つDQNグループ達に逆らうことができない

そのために、ターゲットとされた男がひたすらいじめを受けることに

7: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:34:35.49 ID:hJqMCHrq0
フツメン「なぁ…学級委員長何も言わなくていいのかよ」

委員長「……ああ」

フツメン(なんで委員長の癖に黙って見過ごしてるんだよ…)


チャラ男「はいー15秒遅れたー」

DQN「熱湯持ってこい」

チャラ男「あいよ(スッ」

DQNは躊躇せず熱湯の入った容器を男の頭上目がけて垂らし始める

ジュワァッ

男「あっ…あつつつぃっ…!!!」

あまりの熱さにその場で転げ回る

ギャル女「ウケるww写メ撮ってTwitterでつぶやこーっと」

DQN「チャラ男、上の服脱がせろ」

ガバッ

男「えっ…」

DQN「今日は背中にも熱いお湯浴びせてやるよ…(ジュワァッ」

8: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:37:08.64 ID:hJqMCHrq0
男「うぎゃああああああああああああああ!!!!!」

バタンバタンッ

生の肌に熱湯をぶっかけられのたうち回る男

チャラ男「ギャハハハハハwwwwやべぇwwwwwww」

ギャル女「こいつ色白くてモヤシみたいな身体できもい」

DQN「背中の火傷の跡が良い感じになるといいな?男」

かけ終わった熱湯の容器を男の頭に被せ教室を出て行くDQNグループ

男の背中は真っ赤に火傷している

クラスメイトはその様子を見ていたが誰1人駆け寄ることはなかった

9: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:43:18.89 ID:hJqMCHrq0
男が服を着替え終えてからフツメンが近寄ってきた

フツメン「な…なぁ、これ保健室からもらってきた氷だから…これで冷やせよ」

男「…あ…ありがとう……わざわざ俺のために…」

フツメン「…じゃ、じゃあな」

フツメンは氷を男に手渡しすぐに席にへと戻った

男に話しかけている所をDQNグループ達に見られる訳にはいかないからである

DQNがクラスメイト全員を脅し男を無視するように呼びかけていた

フツメン(クッソ…何してんだよ俺は……)

女「やめときなよ、フツメン」

フツメン「あ?何がだよ」

女「男くんに関わったらあんたが目つけられるよ」

フツメン「そうは言ってもよ…熱湯かけられたんだぞ…」

10: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:48:11.18 ID:hJqMCHrq0
女「男くんがウジウジしてるからいじめられるんだよ」

フツメン「お前きついな…」

女「本音言っただけだけど」

フツメン「…」


キンコンカーンコン

チャラ男「よっしゃーw今からカラオケからのボーリング行こうぜw」

ギャル女「金いっぱいあるしね!」

男「…」

教室を出る間際、DQNが男を睨み付け言い放った

DQN「明日も3000円持ってこいよ…?」

男「うん、持ってくるよ」

11: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 00:55:08.35 ID:hJqMCHrq0
いじめは男が高校1年の夏頃から始まった

面白半分でDQN達にいじられてから急激にエスカレートし

現在ではいじられからいじめにへと変わっていた

金銭を要求する額も徐々に増えていっている

高校2年になった今でもなおこのいじめは続けられているのだ

内気な性格で嫌がる素振りを見せない男はDQN達にとって最高の獲物だった

男「ただいま」

弟「兄貴、おかえり」

男「父さんは?」

弟「今日も帰って来てないよ。1週間ぐらい帰ってこないんじゃね」

男「そうか…夕飯はもう食べた?」

弟「俺が作っておいたから兄貴食べなよ」

12: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:04:16.59 ID:hJqMCHrq0
男「いつも悪いな」

弟「いいよ、俺部屋で勉強してるから何かあったらまた言ってきて」

男「ああ」

男には1つ下の弟がいる。現在高校1年。

母は朝から晩までパートで働いている…それには訳があった

今年に入り仕事中に事故を起こしてしまい怪我をしてしまった父親

それからしばらく仕事を休養するようになったのだが

仕事が出来ない苛立ちによりストレスが溜まり

毎晩毎晩飲んでは飲みギャンブルをし続けている

家に帰ってくることもたまにで、男と弟はほとんど父の姿を見ることはない

弟「兄貴…その顔の痣どうしたの?」

男「あ、ああ…今日学校で転んで顔に痣が出来ただけだから」

弟「ふーん…」

13: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:08:40.76 ID:hJqMCHrq0
家族には学校でいじめられていることを一切話さない男

パートで忙しい母にこれ以上迷惑をかけたくなかった

男は弟の作った夕飯を食べ終え、自室にへと戻る

ガチャッ

男「…ふぅ」

自室に戻った瞬間、疲れ果てた身体をベッドに投げ捨てる

バサッ

男「…明日も3000円……明後日も3000円…その次も……」

終わりの見えないいじめに何時も身を震わせていた

男「このまま…明日が来なければいいのに……」

14: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:09:23.97 ID:lW41+cc80
見てる

15: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:16:00.64 ID:hJqMCHrq0
それからもいじめは何度も続いた

教室に入ればすぐにお金を請求され、トイレに入れば水をかけられ

母の作ってくれた弁当はゴミ箱に、何かあればすぐに顔やお腹を殴られ続ける

男の精神状態はついに限界を迎えた

2学期の中間テスト期間中に学校を休み始める

チャラ男「あいつこねーな…」

DQN「…」

フツメン(男の奴…今まで休んだこともなかったのに…)


男は学校に行くと母に伝え近所の公園に来ていた

最近は学校に行くと嘘をつき、近所の公園でサボるのが日課になっている

16: 忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:8) 2014/01/10(金) 01:22:06.74 ID:a4H5nCJF0
みてる

17: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:22:26.96 ID:hJqMCHrq0
肉体的にも精神的にもピークに達していた男

それまで考えたことも無かった「自殺」という言葉が何度も頭の中で回り続ける

男「…いっそ死ねば楽になるかな……」

そのまま立ち上がり公園を出た

フラフラした足取りで公園の目の前にある道路に飛び出ようとする

男(車に轢かれて死のう…大型トラックは痛いからそれ以外の車に……)

男(でも、やっぱり普通の車も痛そうだからバイク……)

男(バイクもスピードつけられてたら痛そうだから自転車に…)

赤信号の標識が目に入らずフラフラと道路に彷徨い出る

運転手「……!!!!!!!!?うおっ……あぶねぇっ…!!!!!」

トラックを運転していた運転手は車道に飛び出た男が視界に入った

ブオオオオオオオオオオオオオオン!!!

18: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:26:04.03 ID:hJqMCHrq0
男(つまらない人生だったな)

男(せめて…来世では……)

グッ

死を覚悟したその時、背後から誰かに抱えられ車道に飛び込む形になった

ドサァッ

間一髪で男はトラックとの衝突を回避した

男「……え…!?」

「バカ野郎!!テメェみたいな若い奴が命捨てようとしてどうすんだよ!!」

男を救ってくれた人物は目の前に立っていた

男「…ど、どちら様ですか……?」

ホームレス「あそこの公園の住人だ」

19: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:27:08.36 ID:wHxbADR/0
支援

20: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:30:56.46 ID:hJqMCHrq0
男「ホームレスさんがどうして俺なんかを…」

ホームレス「ちょっと来いクソ餓鬼!!」

男の首根っこを掴み公園にまで引きずり込む

ズリズリッ

男「い、痛い!!痛いですよ!!!」

……



ホームレス「兄ちゃんよぉ、今いくつだ」

男「17歳です…」

ホームレス「死ぬには惜しすぎる年だ。命を簡単に捨てようとするんじゃない。」

男「……」

ホームレス「それに何でこんな時間に公園に?学校もちゃんと行ってないのか」

男「…」

ホームレス「…分かった分かった、嫌ならそのまま黙っていればいい」

ホームレス「これからお前に質問するからyesなら首を縦に振れ。noなら横だ!いいな」

男は首をコクコクと縦に振った

ホームレス「……学校で嫌なことがある?」

男「…(ピクッ」

21: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:35:42.07 ID:hJqMCHrq0
男は唇を噛み締めながら首をゆっくりと縦に振った

ホームレス「なるほどなぁ…そりゃ学校にも行きたくなくなるわな」

ホームレス「ほれ、何で嫌か言ってみろ」

男「…いじめられてるから……です」

ホームレス「だろうと思った、顔の痣で分かったよ」

男「え?顔の痣で俺がいじめられてるって分かったんですか…?」

ホームレス「それだけ何ヶ所にも痣があればな」

グイッ

ホームレスは男の腕を掴みカッターシャツの袖を捲った

男「うっ…」

ホームレス「ひでぇな、肩にはもっと殴られた痣が出来てやがる」

22: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:39:46.93 ID:hJqMCHrq0
男「これ…肩パンされて出来たんです」

ホームレス「肩パン~?」

男「肩にパンチすることです…肩パンゲームっていっつも付き合わされて…」

ホームレス「断ればいいだろ!そんな暴力ゲーム!!今どきの餓鬼は悪趣味な遊びしやがるなぁ」

男「断ったらもっと殴られるし…」

ホームレス「親か先生には言わねぇのか?」

男「親には言ったら心配されるし、先生はまともに聞いてくれない」

ホームレス「それで、自殺しようとしたんだな」

男「……うん」

ホームレス「お前さ格闘技とか興味ねぇか?」

男「格闘技?」

ホームレス「ああ、人間同士が武を交わす競技だ」

23: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:44:02.67 ID:hJqMCHrq0
男「1~2回大晦日にテレビでやってるのを見たぐらい…」

ホームレス「面白そうだろ?やっぱ男は武道が一番似合うだよなぁ」

男「殴られたりしたら痛いじゃないですか…」

ホームレス「そんなもん痛いに決まってんだろ!格闘家はみんな痛い思いしてやってんだよ!」

男「…それで格闘技がどうしたんですか」

ホームレス「何でも良いから武道習ってみたらどうだ?」

男「俺が……?武道を…?」

ホームレス「…昔よぉ、お前みたいにいじめられてる高校生がいたんだよ」

24: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:50:49.45 ID:hJqMCHrq0
ホームレス「身なりが汚くてよく周りからいじめられてたんだとさ」

ホームレス「喧嘩も弱いし貧弱で反抗することもできなかったんだよ」

ホームレス「そんなひ弱な男に人生最大の転機が訪れるんだ」

男「…(ゴクリ」

ホームレスの話に食いつくように聞いている

ホームレス「とある格闘家の試合を生で見たんだ」

ホームレス「その格闘家のスタイルが…まぁなんというかそいつに似てたんだよ」

男「似てた…?」

ホームレス「才能も無く恵まれた体格でもなかった」

ホームレス「けど、諦めない心を持ち倒れずに何度も何度も相手に立ち向かっていく」

ホームレス「そんな格闘家のスタイルに魅了され、そいつは格闘技を始めることにしたんだ」

男「それで…そのいじめられてた高校生の人はどうなったんですか…?」

ホームレス「肉体的、精神的にも鍛えられ自信が溢れるようになったとさ」

ホームレス「それまでいじめを続けていた連中にもいじめられることはなくなったんだ」

男「…すごい……格闘技を始めただけでそんなに変わるんだ…」

男「それで、その人は今どうなったんですか?」

25: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:57:35.94 ID:hJqMCHrq0
ホームレスは立ち上がり段ボールを右脇に挟んだ

ホームレス「さぁな…とにかく随分と変わっちまうんだよ人間ってのは」

ホームレス「お前の人生はまだ長い、十分自分を変えれる時間はある」

ホームレス「だから、もっと巡ってみろよ…お前の人生」

そう男に言い放ちホームレスは公園から立ち去って行く

男はホームレスの話に圧倒され暫くその場で立ち尽くしたままであった

男(俺が……変われるかもしれない………)

拳を強く握り締め公園を勢いよく駆け出す

今まで変えようとしなかった自分を変えたい一心で決意をした

男「…どうせやるなら…俺も格闘技を……!」

26: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 01:59:00.05 ID:hJqMCHrq0
とりえあえずここまでです
続きはまた夕方に書きます

27: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 02:01:06.59 ID:G72XkWKU0
面白い

28: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 09:12:17.82 ID:wHxbADR/0
支援

29: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 12:46:03.71 ID:sPVTnO8qi
私怨

30: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 12:46:36.10 ID:sPVTnO8qi
私怨

31: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 17:43:02.64 ID:FVUnzpdT0
支援!

32: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 19:26:10.11 ID:wDcEfSk60
_人人人人人人人人人_
>  漫画化決定 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

33: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 20:19:16.64 ID:iV+OZkma0
もう夜だ

34: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 21:32:34.74 ID:xCwCEi4w0
面白い

35: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 22:52:52.69 ID:hJqMCHrq0
遅くなりました今から書きます

36: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 22:53:40.03 ID:6VwmsXX+0
まってました

37: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 22:55:01.77 ID:sPVTnO8qi
はよ

38: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 22:56:40.28 ID:hJqMCHrq0
ボクシング、キックボクシング、空手、レスリング、柔術、サンボ…

今や格闘技の種類は様々である

男「おおー…結構ネットで調べてみたら格闘技ジムって出てくるんだな」

男は早速、ネットを使い格闘技ジムを調べている

具体的にどの格闘技をするか決まっていないため中々ジムを決めれずにいた

男「ボクシングが良さそうだなぁ、距離も家の近くだし」

候補の1つとしてまずボクシングジムを挙げた

男「いや…でもボクシングってパンチしか出来ないんだよな…」

男「喧嘩になると何でもありになりそうだし」

39: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:02:00.91 ID:hJqMCHrq0
弟「兄貴、何してんの?」

男「うわっ!!?」

突然、背後から弟に声をかけられ気持ち悪い声を上げた

弟「え?兄貴が格闘技なんか調べてんの?」

男「あっ…いやこれは……」

弟「しかもジムって兄貴本気じゃん!」

男「お前にだけは言っておくけど格闘技を始めることにしたんだ」

男「母さんとかには黙っておいてくれよ?心配されるし」

弟「ははは、そりゃ母さんに言ったら猛反対するだろうね」

男「ボクシングジムにするか迷ってるんだよな…」

弟「一回ジムに見学に言ってみれば?」

40: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:04:59.78 ID:hJqMCHrq0
男「見学か…格闘技ジム見学するのってなんか怖いな…」

弟「何を始めるにしてもまずは見学して確かめるのが大事だよ」

弟「ジムに通うのだって相性とか必要だろ?」

男「言われてみればそうだな」

弟「とりあえず電話して行ってきなよ!もし始めたら俺兄貴のこと応援するよ!」

男「弟……ありがとう」

男はその日から3週間後にボクシングジムに見学の連絡を入れた

41: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:09:54.83 ID:hJqMCHrq0
―2日後―

とうとう見学の日を迎えてしまった

男「……」

ジムの前で1時間ほど中に入るのを躊躇していた

男(ああ…どうしようどうしよう……今日はやっぱりやめとこうかな…)

男(後で謝りの連絡を入れておけばいいか…)

クルリと振り返りジムの前から立ち去ろうとした時

ガチャッ

トレーナー「もしかして17時に予約してもらった男さんですか?」

男「ヒッ…!そ…そうですっ!」

トレーナー「ああ、やっぱりそうでしたか!さ、中に入ってください!」

恐らくこのジムのトレーナーらしき人であろう

タンクトップを着ており、両肩の筋肉が恐ろしい程盛り上がっていた

42: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:14:47.08 ID:hJqMCHrq0
トレーナー「こちらがジムのパンフレットになってます」

スッ

男「あ、ありがとうございます…」

トレーナー「学生さんですか?」

男「はい…高校生です」

トレーナー「あ、その制服ってもしかして近くのあの高校ですか?」

男「そうです!どうして分かったんですか…?」

トレーナー「男さんと同じ高校に通ってる子がいるんですよ~」

男(俺と同じ高校…?)

トレーナー「確かいくつだっけな……あー、やばいまた年齢忘れちまった」

男「あ、あの…ジムの中見て回ってもいいですか?」

トレーナー「どうぞ!僕は近くにいるので何かあれば仰ってください」

丁寧な口調で男に説明をしてくれるトレーナー

それまで格闘技ジムに対して「怖い」といったイメージを持っていた男だが

そんなイメージを払拭させるようなきっかけとなった

43: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:21:38.65 ID:hJqMCHrq0
男「…これって」

ジムの施設を見回ってまず目に入ったのがサンドバッグであった

トレーナー「サンドバッグですよ!思い切り叩けるんでストレス発散になりますよ~」

トレーナー「グローブ付けて殴ってみます?」

男「え、いいんですか?」

トレーナー「見学でしたけど軽く体験しておいた方が良いでしょ!」

トレーナーは棚からグローブを取り出し男に手渡した

トレーナー「これがボクシンググローブです!大きさとか色々あるんですけどとりあえず※12オンスのグローブで」

男「は、はい!」

グローブのマジックテープを外し片手ずつはめ込んだ

男(これがボクシンググローブ…すごいかっこいい…!)

※12オンス グローブの大きさ

44: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:25:02.03 ID:mxqgAGSM0
>>40 の3週間は3日でいいんだよな?

45: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:25:09.74 ID:hJqMCHrq0
トレーナー「とりあえずフォーム気にせず殴ってみましょう!」

男「はい!」

人生初のサンドバッグ叩き

その1発目

男「ふんっ…!!」

ボコッォ

渾身の力を振り絞りサンドバッグに右ストレートを放ったがビクともしなかった

逆に男の右拳を痛めることに

男「いてててっ…!!サンドバッグってこんなに固いんですか!?」

トレーナー「ははは、最初のうちはそう感じますね」

男(ホントに俺なんかが通って強くなれるんだろうか……)

ビクともしないサンドバッグを見つめながらそう感じた

トレーナー「ミット打ちしてみますか?それなら痛くないと思うんで」

男「ミット打ち?」

46: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 2014/01/10(金) 23:25:32.45 ID:DrtJ6UFs0
なかなかおもしろい
続きはよ

47: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:26:24.12 ID:hJqMCHrq0
>>44
3週間後に予約してその2日後に見学に行ったということです
分かりにくい表記ですいません

48: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:28:12.51 ID:mxqgAGSM0
あーすまん
そういうことな

49: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:29:44.54 ID:hJqMCHrq0
トレーナーはグローブの置いてある棚から黒いミットを持ってきた

トレーナー「さっ!僕が指示した様に打ってください!」

男「は…はい!」

トレーナー「それじゃあのタイマーのインターバルが終わってから始めましょう」

トレーナー「合計2Rするんで…頑張って打ち続けてくださいね!」

男(3分2Rならいけそう…!)

50: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:31:58.87 ID:hJqMCHrq0
ピーーッ

タイマーのインターバル終了の音が鳴り響く

トレーナー「ミット打ちを始める前はこうしてトレーナーにお願いしますと一礼してください」

男「分かりました!」

ポンッとトレーナーが男のグローブにミットを合わせた

トレーナー「お願いします」

男「よろしくお願いします!」

トレーナー「はい、左ジャブ」

男「ふんんっ!」

パンッ

トレーナー「右ストレート!」

男「うぐぅっ!」

パンッ

フォームは滅茶苦茶だが力いっぱいミットを叩き続ける

51: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】(1+0:8) 2014/01/10(金) 23:33:46.76 ID:LZBO2F5d0
みてるよ

52: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:34:54.03 ID:hJqMCHrq0
パンパンパンボスッボスッパンッ

ミットの音がジム中に響き渡る

たまに良い所にショットをした時、それはもう気持ちいぐらいのミット音がする

男はそれがたまらなく無我夢中でミットを叩く

パンパンッ

トレーナー「はい!ワンツー20回!!」

男「ぎええええええええええええーーー!!!」

パンパンパンパンパンパンッ

既にバテバテ状態だった男に更に追い打ちをかける

トレーナー「あと10秒!!頑張って!!!」

男「うぎゃああああああああああああああ」

53: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:39:06.58 ID:hJqMCHrq0
ピピッ!!

1R目終了のタイマー音が聞こえた

トレーナー「お疲れ様でした」

男「……はぁはぁあぁ……ありがとうございました……っ」

ズルッ

スタミナが切れその場に膝から崩れ落ちる

トレーナー「ははは、3分って短いと思うけどやってみると長く感じるでしょ?」

トレーナー「プロは12Rで戦ってますからね」

男「じゅうにっ…って……すごすぎます……」

トレーナー「さっ、インターバル終わったらラストラウンドですよ」

男「う……は…はい」

ガチャッ

その時、ジムのドアが開いた

54: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:43:15.30 ID:hJqMCHrq0
チャラ男「ちわーす!!失礼しまぁっwwwwww」

トレーナー「おう、チャラ男くんか」

男「…え!?」

ジムに入ってきたのは同じ高校で同じクラスのチャラ男であった

チャラ男「は…男じゃん!wwお前なんでここにいるんだよwww」

男(最悪だ……)

トレーナー「今日見学に来てくれたんだよ」

死んでも知られたくなかった人物に知られてしまい焦る男

チャラ男「へぇー…お前が見学に来た理由何となく分かったわ…w」

男「…(ビクビクッ」

トレーナー「同じ高校なんだろ?」

チャラ男「そうっすよwwwしかも同じクラスっすwww」

トレーナー「おお、同じクラスなのか」

チャラ男は男の肩を掴み

チャラ男「俺ら友達だもんな?」

男「………うん」

55: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:48:28.94 ID:hJqMCHrq0
チャラ男「あ、そうだ。トレーナさん!こいつと※マスボクシングやってもいいすか?」

トレーナー「マスって…今日見学に来たばっかりだぞ?」

チャラ男「ちゃんと寸止めしますから大丈夫っすよおww」

トレーナー「絶対に本気では打つなよ?」

チャラ男「うぃっす!」

トレーナー「男くん、どうする?ライトスパーなんだけど…」

男(チャラ男を見返せるチャンスかもしれない…)

男「やります…チャラ男とライトスパーさせてください!」

チャラ男はその言葉を聞きニヤリと口元を歪めた

※マスボクシング 力を入れず打ち合うスパーリングのこと、顔面パンチは寸止めで行われる

56: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:51:16.98 ID:hJqMCHrq0
トレーナー「それじゃ、男くんはヘッドギアつけようか」

トレーナーは男の頭に防具を装着した

ズボッ

男(うわっ…前が見にくい……)

トレーナー「それじゃ、力は絶対に入れないこと!顔面への攻撃は寸止めだ!」

トレーナー「タイマーセットするぞ」

カチッカチッ

チャラ男「へへっ…逃げずにリング上がったことだけは褒めてやるよww」

男(絶対に負けるもんか…見返してやる……!)

チャラ男「(ニヤニヤ」

トレーナー「よし、行くぞー」

ピーーッ

ライトスパー開始のタイマー音が鳴った

57: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:51:50.88 ID:hJqMCHrq0
今日は短いですけどここまでで
明日また時間があれば書きます

58: 名も無き被検体774号+ 2014/01/10(金) 23:59:59.77 ID:6OvMBuXj0
今北
面白いよ
個人的には足技あるフルコンタクトの空手かムエタイが良かったな

59: 名も無き被検体774号+ 2014/01/11(土) 00:00:33.58 ID:sPVTnO8qi
チャラ男はキョロ充設定か?

60: 名も無き被検体774号+ 2014/01/11(土) 00:02:03.38 ID:rKGelymR0
まあ、俺がやってるてのがあるがな

61: 名も無き被検体774号+ 2014/01/11(土) 00:28:39.21 ID:9UAH9ocs0
チャラ男だったんか
フツメンかと思って一人でwktkしてたけどチャラ男はチャラ男で面白い

62: 名も無き被検体774号+ 2014/01/11(土) 08:58:53.15 ID:eGm3IeQB0
俺も格闘技習いたいなぁ。筋トレしかしてないしから興味出てきたけど時間が

66: 名も無き被検体774号+ 2014/01/12(日) 20:09:23.58 ID:FNMVUqdw0
ほす

67: 名も無き被検体774号+ 2014/01/12(日) 20:59:47.27 ID:KoLsiwDvP
>>62
筋トレの時間を格闘技に費やしたらいいじゃん

68: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:07:43.03 ID:PT/i20NO0
ポンッ

グローブをポンッと合わせ距離を取る2人

スッ

チャラ男はオーソドックスの右構え

男(先手必勝!まずはチャラ男の顔面に左ジャブを突く!)

寸止めルールを忘れチャラ男に突っ込み左ジャブを出した

ビシュッ

チャラ男「ハエが止まりそうなジャブだなww」

パンッ

男「!?」

チャラ男は男の左ジャブを右手で叩き落とした

トレーナー「おお、※パーリングか」

チャラ男「オラオラwwwそれで終わりかよwwwww」

シュッシュッ

チャラ男がジャブを2連打で出してくる

ボコッ

男は避け切れず顔面にパンチを受ける

トレーナー「おい!寸止めルールって言っただろ!」

チャラ男「悪いっすw俺熱くなると止まらなくなるんでw」

男「くっ…!」

※パーリング ボクシングのディフェンス技術の1つ。パンチが当たる前に手のひらでパンチを叩き落とす技術。

69: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:11:43.81 ID:PT/i20NO0
チャラ男「ヒャッハァーーーー!!!!!」

ボコボコボコッ

男「うっ!!」

チャラ男はコーナーに男を追い詰めボディを浴びせ続ける

チャラ男「トレーナーさん!ボディなら別にいいっしょ!!」

トレーナー(16オンスだし、ボディぐらいなら構わんか…)

トレーナー「男くん!コーナーに詰められたら左フックを打って身体を入れ替えないと!」

男(??身体を入れ替える??)

初心者の男にその注文は無理でありひたすらボディを浴びせ続けられる

チャラ男「手出せよwwwwおらwwwwwww」

男「うう…あああああああ!!」

苦し紛れにパンチを連打しコーナーから脱出

再び中央に位置を戻す2人

70: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:16:38.76 ID:PT/i20NO0
男「えいっ!!」

ブンッ

大振りの右フックをチャラ男に放つ

キュッ

チャラ男「へっ…おせぇよ」

ブンッ

チャラ男は膝を軽く曲げ男の大振りフックを回避した

男「避けられた…!!」

トレーナー「チャラ男ー今のはナイス※ダッキングだぞー!」

チャラ男「死ねゴラァァァァァwwww」

パンパンパンッ

最早寸止めルールを破りひたすら男の顔面を殴り続ける

男「…!!!」

ピピーーッ

1R終了のタイム音が鳴る

トレーナー「コラ!次ルール守らなかったら止めるぞ!」

チャラ男「うっす…ww」

※ダッキング 上体を前に屈めるようにして相手のパンチを回避する技術

71: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:20:52.94 ID:PT/i20NO0
トレーナー「とりあえず次最後のRにしようか」

チャラ男「えー、俺まだまだ殴り足んないっすよwww」

男「はぁはぁ…」

トレーナー「男くんも無理そうだったらすぐに言ってくれ」

男「…いえ……最後までやらせてください……」

トレーナー「…分かった」

チャラ男(チッ、ウジウジしてる癖に負けず嫌いかよ)

ピピッ

インターバルが終了し最後のRが始まる

チャラ男(最後のラウンドだし…さっきより力入れて顔面にぶち込んでやるぜww)

シュッシュッ

男「うっ…!」

チャラ男のパンチを初心者ながらガードしていく

72: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:24:48.74 ID:PT/i20NO0
チャラ男「そんな初心者のディフェンスで防げるかよ…!!」

パンッ

男のガードの上から左フックを浴びせる

男「…っ…!!」

チャラ男「へへっ…俺ぐらいになればガードの上からでも攻撃を浴びせれるんだよ」

トレーナー「はい、あと1分半!」

チャラ男「チャラチャラジャブ~~!!」

パンパンッ

チャラ男はジャブを連打し続ける

男「うぅっう…!!!」

男(もう時間もない…せめて…せめてチャラ男に1発だけでも…!!)

73: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:30:15.33 ID:PT/i20NO0
チャラ男(最後は俺の得意の高速左フックで沈めてやるよ…wwwww)

男の攻撃を避けカウンターの左フックを放とうとする

男「………」

チャラ男「死ねや!!!wwwwwwwwwww」

ブンッ

男は初心者でありながら

チャラ男が次に左フックを打ってくると予想出来た

そして、恐るべき吸収力の高さを見せつける

ヒョイッ

ブンッ

チャラ男「…なっ…!?」

トレーナー「…!」

チャラ男の左フックは空を切った

男はダッキングでチャラ男のフックを回避したのである

チャラ男(こいつ…俺がさっき見せたダッキングを…!?)

74: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:35:43.79 ID:PT/i20NO0
前に上体を屈めそのままボディブローをカウンターで狙う

トレーナー「上手い…!!ダッキングからのボディか…!!」

男「……」

チャラ男「…うっ……」

男の鋭い眼光がチャラ男を怯ませる

渾身のカウンターボディを叩き込もうとした時

ピピーーッ

トレーナー「ストップー!そこまで!」

男「…(ピタッ」

惜しくもチャラ男に1撃与えることは出来なかったが

このスパーが少し男に自信を持たらせることに

トレーナー「男くん!最後の狙い良かったよ!」

男「ありがとうございます…!身体が勝手に動いて…」

トレーナー「いやぁそれでもすごいよ~才能があるんじゃないかな」

チャラ男(…畜生……男の奴……)

75: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:40:03.13 ID:tC0O4InR0
キタ━(゚∀゚)━!

76: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:41:26.35 ID:PT/i20NO0
帰り際、入会に必要な資料を渡され自宅にへと戻った

男の心は既にボクシングに傾ている

男「チャラ男には何もできなかったけど…最後の最後で惜しい所までいけたし…」

男「俺だってこれからみっちりボクシングで鍛えればいじめられなくなる…!」

男「ふふふ、早く入会して強くなりたいなぁ」

家に戻りパソコンで自分用のグローブを購入しようと

楽しそうに画面を眺めていた

しかし次の日、DQNグループ達によって男の心は折られることに

77: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 00:43:32.34 ID:PT/i20NO0
今日はここまでです
もう少しで1部が終わりますんで

78: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 01:17:47.09 ID:oJYlAblq0
おもろー

79: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 01:53:14.28 ID:nFORStOi0
これはいいSS
どうにかスカッと終わってほしな

81: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 19:59:28.74 ID:+Hrsv/fR0
おもしろいなw支援!

82: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 20:37:30.72 ID:dAcfI72e0
おもしろい
支援

83: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 20:50:28.46 ID:PT/i20NO0
―次の日―

男「…」

ガラガラッ

いつも通り教室のドアを開ける男

チャラ男「あ、キタキタwwww」

DQN「…」

チャラ男「昨日俺のボクシングジムに男が来てたんだよ!wwwww」

フツメン「男が…?」

クラス全員に聞こえるようにチャラ男が声を張り上げた

男(…!最悪だ…皆の前でバラされるなんて…)

DQN「なんだ…?俺達に復讐でもするつもりか?」

DQNが男の目の前に立ち塞がる

男「ち…違うよ…お、俺は…俺はその……」

DQN「…(イラッ」

ガシャンッ!!!

女子A「キャアアアアッ」

机を蹴り飛ばすDQN

ギャル女「うわ…今日DQNくん機嫌悪くね?」

チャラ男「ああ、昨日族の先輩にちょっと痛めつけられて機嫌悪いんだよw男死んだなwww」

84: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 20:55:26.98 ID:PT/i20NO0
DQN「お前が格闘技なんか…できる訳ねぇんだよ!!!」

ドスッ

男「…ぐふっ…!!」

DQNの前蹴りが男の腹部に直撃

その場で両膝をつき崩れ落ちる

DQN「きもいんだよお前みたいなウジウジした奴が格闘技なんて始めるとかよ…」

男の髪の毛を掴み教室の床に何度も頭を叩きつける

ガシガシッ

フツメン「……おい!誰か止めないのかよ…!」

女「し、知らないわよ…先生呼ぶとかしないと…」

フツメンはたまらずDQNと男の下にへと駆け寄った

フツメン「DQN!もういいだろ…!男の奴、額から血流してるじゃねぇか!」

DQN「…(ギロッ」

フツメン「…うっ……」

85: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:00:17.79 ID:PT/i20NO0
DQNの睨み付けに怯んでしまい足が震えるフツメン

男「…フツメンくん……俺に任せてて…」

DQN「あ…?」

フツメン「男…俺に任せててって……ボロボロじゃねぇか!!」

男はDQNに向かってボクシングスタイルの構えを見せる

チャラ男「プッ…wwwwwwアッハッハッwwwwあいつボクシングする気かよwwww」

女(バカ…!何相手しようとしてんのよ!)

女は教室を飛び出し職員室にへと向かった

DQN「俺とするつもりか?クソ弱虫で雑魚のお前がよ」

男「…はぁはぁ……もう弱虫なんかじゃないっ…!!」

無我夢中でDQNにへと突っ込むが

DQNは男の後頭部を両手で掴み飛び膝蹴りを放つ

バキィッ!!

男「……!!!」

86: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:03:50.70 ID:PT/i20NO0
チャラ男「で、でた~wwwDQNの飛び膝蹴り~wwwwww」

チャラ男「あれ食らったらマジやべぇって!wwwww」

ギャル女「DQNくんかっこいいー♡」

フツメン「やめろって…!もう男の顔面血だらけだろぉ!!」

DQN「うるせぇ…まだまだやり足らないんだよ」

男「…はぁはぁ…」

鼻血が噴き出て、手のひらで必死に血の流れを止めようとする

DQN「格闘技なんかするんじゃねーぞ…次そんな噂聞いたら家族ごとぶっ殺してやるからな…」

男「……」

DQN「チャラ男、行くぞ」

チャラ男「え?まだまだするんじゃないの?」

DQN「担任が来たら面倒だろ、急いで出るぞ」

チャラ男「了解ウィーッスwwwwww」

タッタッタ

DQNグループ達は教室を駆け足で飛び出す

フツメン「男…おい!大丈夫か!」

男「…ごめん…俺の所為でフツメンくんまで巻き込んで…」

87: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:10:46.83 ID:PT/i20NO0
後から先生が来たがDQNが呼び出しを喰らうことはなかった

担任「ったく…無駄な事件起こされちゃ俺が困るんだよ」

女「無駄な事件じゃないですよ。しっかり対処してください。」

担任「…ッチ…そのうちな…」

女「…」


フツメン「クッソ…担任も丸っきり頼れねーのかよ」

女「委員長にも相談したけどダメだったわ」

フツメン「…悪いな男」

男「ううん、2人共俺のためにありがとう」

女「あんたももうちょっとしっかりしなさいよ!」

フツメン「そんな言い方ないだろう!男は何もしてねーんだし!」

男「……俺が…ウジウジしてる所為なんだ…ごめんよ…」

女「…はぁ…そんな顔されたら困るわ」

88: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:16:36.61 ID:PT/i20NO0
―帰り道―

男「俺が格闘技なんてやっぱりダメなんだ…」

男「…自分に自信がついて調子に乗ったけど案の定DQNくんにボコボコにされて…」

帰り道、ふと以前のホームレスがいた公園の近くを通ると

「ゴラァ!!!ホームレスの癖に指図してんじゃねぇぞ!!!」

「ぶっ殺すぞ!!!」

公園から怒鳴り声が聞こえて来る

男「…ホームレス……?」


ホームレス「あ~もうやめろよなぁ、そんなデケェ声出すなって」

チーマー「テメェが俺らに文句言ってきたんだろうがぁよぉ!!」

チーマーB「ヴッコロスゾ!!」

ホームレス「お前らが俺の敷地内でタバコ吸ったり酒飲んだりしたから言っただけだってーの」

チーマー「なにが敷地内だよ…!殺すぞ!!」

男(あれは…ホームレスの人…!?)

89: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:19:22.76 ID:VYEjDr/T0
熱湯で流石に止めるだろ

90: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:24:23.06 ID:PT/i20NO0
チーマーの1人は金属バットを手にしている

チーマー「頭ぶっ放してやるよ…!!」

スッ

ホームレス「おいおい、ホームレスのおじさんとやるつもりか?」

チーマーB「お前みたいな奴は片づけるのに10秒もかからねーよ!!」

ホームレス「…怖い者知らずな奴は嫌いじゃねぇが…時と場所を考えろよ」

チーマー「うるせぇ!!死ね!!」

ブンッ

バットをホームレスに向かって振り回す

ホームレスはそれを回避しチーマーにタックル

バチッ

両足をしっかりと掴みその場で押し倒す

チーマー「…あ!!」

男(すごい…一瞬でタックルして倒した…!)

ホームレス「へっ、このぐらいで許して……やるよ!!」

パキンッ!

馬乗りになり下になったチーマーの顔面にパウンドを叩き落とす

91: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:29:12.31 ID:PT/i20NO0
ホームレス「さぁ、次はお前だ」

チーマーB「う…嘘だろ!お前なにやられてんだよ!!」

ホームレス「どうした?もうお終いか?」

チーマーB「う、うるせええええええええええ!!」

混乱しホームレスに無防備のまま突っ込む

ホームレスはチーマーBの襟を掴み1本背負い

ホームレス「ドゥリャァ!!!!!!」

ドスンッ!!

男「…!!1本背負い…!?」

チーマーB「……ぐっ…!」

頭から地面に叩き落されたチーマーB

ホームレス「よし、これぐらいでいいだろう。さっさと逃げるんなら逃げな。」

チーマーB「ぐっううう…クソが!!覚えてろ!!」

チーマーBがもう1人の仲間を抱え公園から逃げるように去る

チーマーB「クソ…!レッド兄さんとブルーに報告しねぇと…!!」

92: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:37:46.79 ID:PT/i20NO0
ホームレス「ふふふ、面白い奴等だな」

男「あの…」

ホームレス「少年。さっきからそこで俺の試合の観戦か?」

男「…知ってたんですか」

ホームレス「ああ、そりゃ俺ぐらいになるとな」

男「ホームレスさんは…どんな格闘技をしていたんですか?」

ホームレス「俺か?」

男「さっきの戦いを見てたら何でも出来てたから驚いてたんです」

ホームレス「ああ、総合格闘技だよ」

男「総合格闘技?」

ホームレス「まぁ色々と細かいルールはあるんだが、基本的に金的、目つぶし以外は何でもありの格闘技だ」

男「何でもあり…」

ホームレス「だってよ、何でも出来た方がかっこいいだろ?」

男「……」

この日から総合格闘技の存在を知り

後に総合格闘技を始めるきっかけとなった出来事でもある

93: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:39:13.70 ID:T79tJzPt0
やっと追いついた
なかなか面白い、これからの男の成長に期待

94: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:42:05.12 ID:LzE4cz7U0
面白い
格闘技やってみたい俺には少し参考になるスレ

95: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:45:32.00 ID:PT/i20NO0
……1週間後

男はとあるジムにへと来ていた

代表「じゃ、もう今日からクラスに参加してもらって結構ですよ」

男「…はい」

この日より男は総合格闘技ジムに入門することに

家からは電車で30分程で決して近くはないが

近場に総合格闘技のジムがなかったために止むを得なかった

男「クラスは…1日に何回まで参加できるんですか?」

代表「クラスは1日に何回出ても良いよ」

男(へぇー、そう考えると結構お得だな)

代表「君、高校生だっけ?男くん?」

男「は…はい!高2です!」

代表「分からない事があれば何でも聞いてくれればいいから、良い選手になってくれよ」

男「はい!頑張ります!」

男(嬉しい…ジムの代表さんに激励されるなんて)

96: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:51:57.54 ID:PT/i20NO0
ジムにはサンドバッグやウエイト器具がたくさん置いてある

男「ウエイト器具だ…クラスまで時間あるし筋トレしてみようかな」

20kgバーを両手で持ち上げようとすると

男「…うっ……!!んぎいい!!」

バーはビクともせず持ち上がらない

代表「ははは、バーだけでも20kgあるからな。きついぞ。」

男「格闘技するならやっぱり筋トレした方がいいですよね…トホホ」

代表「選手の中には週に何回かウエイトをこなしてる奴はいるよ」

代表「総合となれば組技とか入って来るし筋トレは避けられないな」

代表「まあ、ある程度は寝技やレスリングのスパーリングで付くんだけど」

男「組技のスパーリング…きつそうですね…」

代表「最初の内はレスリングは危ないからな、受け身とか出来るか?」

男「はぁ…柔道の授業で何回か」

代表「よし、俺が受け身の練習を手伝うからやってみ」

男「は、はい!」

97: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 21:56:43.95 ID:PT/i20NO0
代表「俺がゆーっくり投げ技するから受け身取ってみろ」

男「分かりました」

代表「えいっ」

スッ

男「…!」

パンッ

柔道の授業で染み付いた受け身をする

受け身は綺麗に成功し投げられた痛みは全然なかった

代表「おお、それが出来るなら上出来上出来」

代表「最初のうちは1人で前廻り受け身とかやっておくといい」

代表「咄嗟に投げられても出来るようになれば十分だから」

ガチャッ

「すいませーん!代表遅くなりましたぁ!」

男「ん?」

代表「お、来たかオカマ」

オカマ「んもうっ~~電車で痴漢されて遅くなったんですよぉ」

98: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 22:03:38.91 ID:PT/i20NO0
男(いっ…なんだこの人……?オカマ…?)

女性物の服を着たオッサンがジムに入って来た

代表「もうすぐ寝技クラス始まるぞ」

オカマ「すぐ着替えるんで待ってくださぁい~ンフッ♡」

男「…」

オカマ「あら、初めて見る顔ね」

代表「今日から新しく入った会員さんだ」

男「は、初めまして!男って言います!」

オカマ「あらぁ~!可愛い顔してるじゃなーい、食べちゃおうかしら(ジュルッ」

男「うっ…」

代表「あーすまん…こいつはこういう奴なんだ」

代表「一応、このジムの寝技クラス担当」

男「寝技クラスの…?」

オカマ「そうよ、あたしがこのジムの寝技クラスの指導者オカマよ!よろしくね♡」

男(オエッ)

代表「こんなふざけた口調と容姿をしてる奴だが寝技の実力はとんでもない」

代表「ブラジリアン柔術茶帯、グラップリングの大会でも上位に食い込む実力を持ってる」

代表「まあ、という訳で不安な気持ちは持たず指導を受けてくれ」

男(無理だ…そんなの無理だ……)

99: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 22:03:42.44 ID:DxkQuJpL0
これ書き溜め?

100: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 22:04:42.04 ID:PT/i20NO0
今日はこの辺にします
>>99
いいえ、書き溜めてません

101: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 22:12:42.54 ID:DxkQuJpL0
了解了解
面白そうなんで期待

102: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 22:36:05.99 ID:dAcfI72e0
支援

103: 名も無き被検体774号+ 2014/01/13(月) 23:10:42.95 ID:GEgL/hQd0
今のところ女もウザいな

104: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 00:43:31.14 ID:4cJcggLo0
面白いし続き気になるな
支援

105: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:06:02.71 ID:z7bviVbZ0
今日書ける時間がこの時間しかないので書きます

106: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:15:03.00 ID:z7bviVbZ0
……1週間前

男「…そうか…ボクシングだけじゃ打撃だけなっちゃいますもんね」

ホームレス「だろう?打撃じゃやっぱり物足りねぇもんなんだよ」

ホームレス「少年…また傷跡が増えてるな」

男「あっ…これは…」

ホームレス「また悩みを抱えに来たのか?」

男「…いやあの……」

ホームレス「何か迷ってる事でもあるなら自分の信じた道を進め」

ホームレス「結局、何を決めるのも最後は自分なんだからよ」

男「ホームレスさん…」

ホームレス「少年が俺と同じ総合を習い始めたら嬉しいけどな…」

男「…」

ホームレス「ふふ、冗談だ。そんな真剣な顔で見るんじゃない。」

107: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:15:09.57 ID:nUdeiAdT0
待ってた!

108: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:21:18.30 ID:z7bviVbZ0
男「俺…やっぱり総合やりたいです…いや!やります!」

ホームレス「ええ?お前他の格闘技始めたんじゃ?」

男「ボクシングは見学に行っただけです」

男「俺…どうせやるなら命を救ってくれたホームレスさんと同じ格闘技を始めたいんです!」

ホームレス「お前…」

男「格闘技を始めてもっと自分に自信をつけたいです…!」

ホームレス「……そうか、少年が決めたんなら自分の道を進めばいい」

男「はい!だから…また俺が道に躓いたらその時は…よろしくお願いします!!」

ホームレス「…ふふ…そうだな俺は少年の事を応援しておくよ」

男「…それじゃ!また報告に来ます!!」

タッタッタ

ホームレス(少年………頑張れよ)

ホームレスとの約束を交わした男

格闘技を始めてからホームレスに色々な話を報告するつもりだった

しかし、その日からホームレスは公園から姿を消した

109: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:29:27.16 ID:z7bviVbZ0
……



男(ホームレスさんに今日入門した事を報告したかったのに…)

パンパンッ

オカマがマットスペース中央で両手を叩く

オカマ「は~い、それじゃあオカマ寝技クラス始めるわよぉ」

マットスペースに会員達が集まる

男も遅れて円陣に入り込む

オカマ「えー、それじゃオカマ寝技クラスを始めます。礼」

一同「お願いしますーー」

男(は…始まった!俺の初めての寝技!)

オカマ「はい、それじゃまずは準備運動がてらにエビ、逆エビ、腰切りやるわよ~♡」

ノシノシッ

会員さん達が対角の足裏と肩を支点にして後ろに下がり始める

男「これは…?」

オカマ「これは寝技の基本中の基本の動きよ、これが出来なきゃダメっていうぐらい重要なのがエビ」

男「あ…確か柔道の授業で」

オカマ「そうよ♡柔道にも寝技があるからこの基本動作は準備運動がてらにするのよ」

オカマ「対角の足裏と肩を支点にして…お尻を突き出すように下がる…!」

ズリッズリッ

男「うっ…全然進まない……」

オカマ「うふふ、初心者さんにはエビは難しいわね」

オカマ「これも自主練習で出来るから空いてる時間があればやるといいわ」

男「腰切りっていうのは?」

オカマ「そうね、これも説明してあげるわ」

110: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:38:20.81 ID:z7bviVbZ0
オカマ「四つん這いになりなさい」

男「えっ!!?」

オカマ「なによ、早くしなさい」

男「すいません…お尻だけは堪忍してください…」

オカマ「なにバカなこと言ってるのよ!!腰切りよ!腰切り!!」

男「え?」

オカマ「そのまま四つん這いで、両膝は浮かせておいて」

男「こ、こうですか…?」

オカマ「そうそう、両足はもう少し伸ばしなさい」

男「うぐぐ…こうですね……」

オカマ「いい?そのまま腰を捻る動きを腰切りっていうんだけども」

オカマ「両手に体重を乗せてるままじゃキレイに切ることはできない」

男「へぇ…そうなんですか…」

オカマ「片手をマットから離してその空いたスペースに対角の腰を捻って突き出す!」

シュッ

男「こうですか…!?」

オカマ「そうよ♡よくできてるわ♡」

オカマ「後はもう1度さっきのスタートの体勢に戻してひたすらこの動きを左右繰り返すだけよ」

男「はぁはぁは…」

シュッシュッ

オカマ「一見楽そうに見えるけど1分間ずっとこれをやり続けると半端なくしんどいのよねぇ♡」

111: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:47:22.92 ID:z7bviVbZ0
ピピッ

オカマ「はいはい、終了よー!」

オカマ「とりあえず水分補給しといてちょうだい」

一同「はい!」

男「ぜぇぜぇ…はぁはぁ……」

準備運動で疲れ果てマットスペースで仰向けに倒れている男

九「そこ寝てたら邪魔」

男「え…あ、すいません!」

1人の長髪の男が寝転がっていた男に冷たく言い放ってきた

九「フンッ」

男(なんだこの人…なんか腹立つなぁ)

オカマ「九くんダメでしょ、新人くんにそんな言い方しちゃ」

九「知りませんよ、それより早く技教えてください」

オカマ「もう~せっかちなんだから♡」

男「なんで九なんですか?」

オカマ「前髪が漢字の九みたいでしょ?だから九くんってこのジムでは呼ばれてるわ♡」

男「プッ…」

九「…(ギロッ」

男「あー…ああ、何でもないです……はい」

オカマ「仲良くしなきゃダメよ、九くんが男くんより1つ年上なんだから」

男「俺より年上さん…か」

112: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:56:49.94 ID:JThi205L0
総合やっても大して強くならないけどね
手っ取り早く強くなりたいならボクシング一択

113: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:57:04.35 ID:z7bviVbZ0
オカマ「はーい、それじゃ今日は三角絞めの打ち込みするわよー♡」

男「三角絞め?」

オカマ「それじゃ男くんはせっかくだから九くんとペア組んで!」

男「あ…はい」

九「…(チッ」

男(舌打ち!?)

オカマ「ほら、ペアを組む時はちゃんと挨拶して」

男「よろしくお願いします」

九「…お願いします」

オカマ「そうそう♡格闘技は礼儀あってこそよ♡」

代表「オカマ、良い感じに指導に馴染めてきたな」

オカマ「もう~それでも大変よぉ代表さぁん♡」

代表「ははは!その様子だったら全然大丈夫そうだけどな」

男「それで…三角絞めって?」

オカマ「説明するからみんな集まって!」

オカマがベテラン会員さんとペアを組み円の中央で技の見本を見せる

オカマ「三角絞めってのは色々と種類があって…横三角絞め、後ろ三角、裏三角とかね」

オカマ「いっぱいあるけど今日は最もベーシックな前三角絞めよ」

オカマ「その名の通り三角形は組んだ両足の中に相手の首と腕を捕らえ足の力で締め付けることにより」

オカマ「内腿で相手の頸動脈を絞める技よ!」

オカマ「ポイントを言うと1つはタイトにしっかりと両足を絞めること!」

オカマ「もう1つは相手の片腕をしっかりと流さないとダメ!」

男「どうしてですか?」

オカマ「片腕がきちんと流し切れてないと相手は耐えちゃうのよ♡」

オカマ「三角絞めは内腿で片一方の頸動脈。相手自身の肩でもう片一方の頸動脈を締め付けることによって初めて極まるのよ」

オカマ「だから、しっかりと片腕を流し切れてないとダメなの」

男「へぇ…1つの技でもこんなに深いんですね…」

114: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 02:58:51.92 ID:z7bviVbZ0
これからより技名とかが出てくるのですが
どうしても文章で説明し切れない場合があると思うので
技の内容が分かりにくい時は技名を調べてもらえばすぐに出ると思うので
面倒ですけどそのような方法をとってください

115: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 03:12:15.76 ID:6RNptDM10
見てる

116: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 10:11:51.29 ID:O3UkwD+zO
↑ここまで読んだ

117: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 13:42:26.73 ID:n3Ph5+tS0
格闘技覚えて→力任せにぶん殴って→訴えられて→人生詰みなパターンか?

118: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 19:39:03.51 ID:nUdeiAdT0
ほしゅ

119: 名も無き被検体774号+ 2014/01/14(火) 23:05:44.64 ID:YviDoVpG0
面白い!

120: 名も無き被検体774号+ 2014/01/15(水) 04:59:06.94 ID:w52vmq4uP
毎日のように金巻き上げられてて
電車で30分のジムに通えるとか
金持ちすぎ羨ま

122: 名も無き被検体774号+ 2014/01/16(木) 02:58:01.37 ID:1LPSyFeo0
つづきはよ

124: 名も無き被検体774号+ 2014/01/16(木) 20:25:25.31 ID:y04nvWy70
俺がスレをお気に入りにしたら全部途中で終わるのはなぜだ!

125: 名も無き被検体774号+ 2014/01/16(木) 23:10:33.78 ID:qGfGHfgR0
>>124
フラグ立てんなやめろ!

126: 名も無き被検体774号+ 2014/01/16(木) 23:12:23.12 ID:pxwpW4Xs0
>>124
おい!やめろ!(俺だけじゃなかったんだ…)

127: 名も無き被検体774号+ 2014/01/16(木) 23:16:10.40 ID:5G5a63ub0
>>124
どーでもいい(良かった。俺だけじゃない)

128: 名も無き被検体774号+ 2014/01/17(金) 00:12:00.18 ID:rV7XgahP0
>>124
チラシの裏にでも書いてろ
(俺だけじゃなくて安心した)

129: 名も無き被検体774号+ 2014/01/17(金) 00:19:53.16 ID:y1on1a4K0
>>124
これで自然消滅したらお前のせいだからな!(よしこれで俺のせいじゃないぞ全責任は>>124)

130: 名も無き被検体774号+ 2014/01/17(金) 19:06:39.65 ID:VN5OrPAm0
ふざけんなぁぉぁあ

131: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 00:34:19.71 ID:ln5CIDwJ0
信じてるから保守

132: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 05:07:08.92 ID:YK8i4pIw0

133: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 18:26:53.49 ID:pkkbjg930
やめろよお前ら…
(ふぅ、俺のせいじゃなかったようだ)

134: 忍法帖【Lv=9,xxxP】(2+0:8) 2014/01/18(土) 18:59:23.70 ID:yMCk0o1R0
捕手

135: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 19:38:09.28 ID:BxDLMIk10
>>1はよ戻ってこいよ!(俺のせいになってるじゃん....)

136: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 22:34:09.69 ID:yMCk0o1R0
>>124……

139: 名も無き被検体774号+ 2014/01/19(日) 19:23:02.27 ID:ShpMOyIC0
>>124
お前っ

140: 名も無き被検体774号+ 2014/01/19(日) 19:25:22.83 ID:JwzwigOj0
>>124
お前マジか……(でも、もしかしたら俺のせいかもしれない…)

141: 名も無き被検体774号+ 2014/01/19(日) 21:35:00.77 ID:TTYjwEgk0
>>124ふざけんなwww

144: 名も無き被検体774号+ 2014/01/20(月) 05:06:31.29 ID:HKU34VNE0
>>124
何故お気に入りにした

146: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 00:30:51.73 ID:aK1hQCjj0
ピピッ

オカマ「はーい、それじゃあ技練は終わり!」

オカマ「今から3分間で寝技スパー回すわよぉ」

会員「うっす!」

オカマ「スパーでの※ヒールは禁止よ!立ち技からのスパーも初心者同士はだめ!」

代表「ええー、俺もするんでどんどん声かけてくださーい」

会員「はい!!」

オカマ「それじゃあ…男くんはあたしとゆっくりとスパーね♡」

男「うっ…」

オカマ「男くんはまだ三角絞めしか知らないから、とりあえず抑え込みの練習をしましょう」

男「はい、お願いします!」

オカマ「どうぞ、抑え込んで」

男「なんで頬を赤らめてるんですか」

オカマ「ンフフ♡この瞬間いっつも好きなの♡」

男「先生の横を抑え込めばいいんですか…?」

オカマ「そう、柔道の時間にもやったことないかしら?」

男「あ…ちょっとだけなら」

オカマ「これを一般的に寝技ではサイドポジションっていうのよ」

オカマ「袈裟固め、崩れ袈裟固めとか上四方とか抑え込みには色々と呼び名があるのよ」

男「そうなんですか…このサイドポジションからどうすれば?」

オカマ「このポジションは抑え込んでる人間からすれば美味しいポジションよ」

147: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 00:34:57.05 ID:aK1hQCjj0
オカマ「ここから色んな極め技に移ることも出来るし…マウントポジションにも移れるわ」

男「マウント?」

オカマ「その名の通り、よくアクション映画とかでも上に跨ってパウンド落としたりしてるでしょ?」

男「ああ、あれがマウントポジションなんですね!」

オカマ「そう…マウントポジションをキープすると柔術の試合だと4ポイントも入るの」

オカマ「とーってもお得なポイントだから覚えておきなさい」

男「はい」

オカマ「さぁ、それじゃサイドから極め技を教えたいんだけれども…」

男「どんな技ですか…?」

オカマ「さっきアップでやった腰切りよ」

男「え、技じゃないんですか…!俺もっとかっこいい技とか」

オカマ「まずは基本よ基本!」

148: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 00:43:04.60 ID:aK1hQCjj0
オカマ「試合になるとね、普通に抑え込まれて下で動かない相手なんていないの」

オカマ「相手は必ずアップでもやったエビって動きをしてくるのよ」

男「エビ…?柔道の?」

オカマ「そう、とりあえず抑え込んでみなさい」

グッ

男「こ、これでいいですか?」

オカマ「そう、そのまま」

グイッ

ワシッワシッ

男「うっ…!」

オカマは両腕を思い切り突っ張り男に抑え込みをさせないようにした

男は必死に抑え込みをしようとするが、オカマはそれをエビの動きで逃げていく

ガチッ

オカマ「はい、クロスガードに戻したわ♡」

男「えーっと…このポジションは…」

オカマ「相手の胴体を、両脚で挟み、相手の背面で足首を組んでいる状態のことよ」

オカマ「今はあたしが下になって男くんを両足に挟んでるけど…どっちが有利だと思う?」

男「え、そりゃ上じゃないですか?」

オカマ「寝技の試合の時でも?」

男「はい…やっぱり上が強いですよ」

オカマ「総合なら確かに上になった選手の方が有利よ、下は圧倒的に不利」

オカマ「でも、柔術とかになれば話は別よ」

男「…!」

オカマ「柔術の試合なんかになれば自らこのクロスガードに引き込む選手がいっぱいいるわ」

男「どうして自分から下になりにいくんですか?」

オカマ「自分のガードを作りやすいのよ、ガードの種類はクロスガードだけじゃないから」

※ヒールホールド 相手のかかとをひねってヒザを極める足関節技
         極まれば非常に危険な技のため禁止にしている大会が多い

149: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 00:48:48.19 ID:aK1hQCjj0
男「へぇー、ガードに種類があるんですね」

オカマ「ハーフガード、フックガード、クォーターガード…柔術だとスパイダーガードとかデラヒーバガードもあるわ」

男「うええ…?そんなにあるんですか?」

オカマ「最初は技名を覚えるにも苦労するものよ♡」

オカマ「さ、あたしがエビをして逃げるから男くんはひたすら抑え込めるように練習しなさい」

男「あの腰切りはどこで使えば…」

オカマ「あら忘れてたわ」

オカマ「まさにあたしがエビをして逃げてる時に使うのよ!」

ワシワシッ

オカマ「抑え込んでる時にこうやってエビをされると抑え込みが不安定になるでしょ?」

男「は…はい!」

オカマ「そういう時に下半身だけ使って腰切りよ!」

男「こ、こうですか!」

シュバッ

オカマ「ふふ、腰切って今袈裟固めの形になったでしょ?」

男「あ…そういえば…」

オカマ「これが腰切りの使いどころよ、まあ他にも使う場面はあるんだけど」

オカマ「相手がエビをして動いて来たらとりあえず腰切りをして抑え込む!」

オカマ「何度も何度も腰を切ってれば相手も根負けするわ。自然と袈裟の形に持って行けば抑え込めるんだし」

150: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 00:53:15.28 ID:aK1hQCjj0
九「…」

会員「はぁはぁ…」

九(…今だ)

パシッ

会員「うおっ!」

九は両手で相手の手首とひじの少し上を取り相手のバックに回り込んだ

男(すごい…!手を手繰り寄せてバックに回った…!?)

ゴロンッ

九はそのままバックポジションにつきチョークスリーパーを極めた

オカマ「ほら、タップしてるわ!止めなさい!」

九「あ…ああ」

パッ

会員「げほげほっ…アームドラッグかよ……」

男「アームドラッグ?」

オカマ「両手で相手の手を手繰り寄せてバックに回る技よ」

オカマ「九くんの得意技ね♡」

九「ずっと打ち込みしてますからね、このアームドラッグは」

オカマ「柔術家のガッシアっていう選手がこの技、大得意なのよ」

男「ガッシア?」

オカマ「アームドラッグをしてバックに回るスピードが速すぎて周りからは神童って言われるぐらいの選手よ♡」

男「神童…すごいそんな選手が…」

151: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 01:00:48.90 ID:aK1hQCjj0
オカマ「せっかくだから、男くんと九くんでスパーやってみなさいよ♡」

九「なんで俺がこんなやつと…」

男「…!」

オカマ「はいはい、そんなこと言わないの」

オカマ「九くんは後から入ったんだから思い切り極めちゃダメよ」

九「分かってますよ」

男(この人…さっきから俺のこと見下して…!腰切りで倒す!)

ピピッ

オカマ「はい、スタート!」

下になった九

男(下になったか…そのまま横に回って抑え込めば勝てる!)

スッ

オカマ「そうそう、そうやって下の選手の足を捌いてサイドポジションとかに移行するのをパスガードって言うのよ」

バチッ

男「あ…」

気づくと男は九くんの三角絞めにガッチリ捕獲されている

男「……うぐぐぐぐぐ…」

九(なんだこいつ…ガッチリ絞めてんのにタップしないつもりか…?)

オカマ「…!!男くん!もう無理って時は相手の身体を叩いて降参するのよ!」

男「…うええ…え!」

パンパンッ

男が九のお腹を数回叩きタップ(降参)をした

オカマ「ふぅ…それがタップっていうの、寝技のスパーで限界まで極められた時はそうするのよ」

男「……ふあい……」

152: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 01:06:48.92 ID:aK1hQCjj0
……



DQN「今月分の出せ」

委員長「あ、ああ」

ドサッ

厚みのある茶封筒をDQN達に手渡す

DQN「…丁度15万…今月分もらってくぜ」

ギャル女「やったー!これで今日も飲みにいけるね!」

チャラ男「毎月15万とか美味しすぎるってwww」

委員長「…約束は守ってくれよ」

DQN「ああ、金さえ毎月払ってくれれば俺達がお前のこと守ってやるよ」

DQN「俺達はお前に手も出さないしな」

委員長「ああ…それなら言いんだが」

DQN「男のこととか先公にチクったりすんなよ?呼び出しとかめんどくせぇからな」

委員長「大丈夫だ、僕が先生にはクラスでのいじめは無いと伝えてある」

DQN「フッ、それならいい」

チャラ男「ウヒャヒャヒャww委員長味方なら最強だぜwww」

DQN「男に味方なんていねーんだよ…あいつは死ぬまで俺の玩具だからな」

委員長「……(ゴクリ」

153: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 01:07:22.40 ID:aK1hQCjj0
今日はここまでです
投下が遅くなってしまって申し訳ないです

154: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 12:32:06.77 ID:2auOcHISO
見てるぞ

158: 名も無き被検体774号+ 2014/01/21(火) 23:46:07.30 ID:2hZyjlhf0
よかったわまじで

162: 名も無き被検体774号+ 2014/01/22(水) 22:43:02.01 ID:OP2RrYdR0
委員長を信用し過ぎだろ・・・DQNはDQNか

176: 名も無き被検体774号+ 2014/01/27(月) 10:51:13.46 ID:tdb+1N0zP

180: 名も無き被検体774号+ 2014/01/27(月) 19:49:38.22 ID:u33a6AU3i
>>178良く気付いたなwww

181: 名も無き被検体774号+ 2014/01/28(火) 01:31:09.62 ID:liyZcWXz0
おい...

182: 名も無き被検体774号+ 2014/01/28(火) 21:05:39.79 ID:LWEX1amr0
こら

183: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 12:58:16.00 ID:ZZgHAX0/O
もうダメじゃんこのスレ
>>124のせいだ…

184: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:07:23.87 ID:RW4jOaow0
毎回書くのが遅くてすいません
遅いですが必ず完結はさせますのでよろしくお願いします

185: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:12:23.17 ID:RW4jOaow0
1ヶ月が経つが、未だに男に対するいじめはなくならない

ドカッ

男「……うっ」

DQN「パンツ一丁で四つん這いのまま廊下歩けよ」

チャラ男「ハハハハハwwwwやべぇおもしれぇwwwww」

ギャル女「ホントに廊下出て行ったじゃんww」

DQN「今のうちにあいつの財布から金抜いとけ」

チャラ男「うーっす」


男「…」

フツメン「男!もうあいつ等の言う事なんか聞くなよ!」

男「フツメンくん」

フツメン「最初はあいつ等に何かされるのが怖くて何もお前を助けてやれなかったけどよ…」

フツメン「いくらなんでも見てる俺が耐え切れねぇよ…!」

186: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:17:53.74 ID:RW4jOaow0
男「…俺のことは良いから」

フツメン「あのクソ担任だってアテになんねぇし…このままじゃお前が…」

男「大丈夫、今必死に力付けていってるから」

フツメン「…力?」

男「DQNくん達には内緒だよ」

フツメン(どういうことだ…?)


その日もいじめを耐え抜き下校時間を迎えた

フツメン「…よし、男が門から出て行った…」

女「そうね、見つからないように行きましょうか」

フツメン「!!なんでお前がいるんだよ!?」

女「シーッ!男くんに聞こえるでしょ…」

フツメン「いやそうじゃなくてなんでお前まで付いて来るんだよ…女は帰れ」

女「あんたが妙にそわそわしてたから気になったのよ」

フツメン「ぐっ…なんでもお見通しって訳か…」

女「それで、どうして男くんを尾行しようと思ったの?」

187: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:20:42.91 ID:RW4jOaow0
フツメン「…今日意味深な発言を男の口から聞いたからだよ」

女「意味深な発言?」

フツメン「なんでも…力を付けていってるって…」

女「あー、それって前にボクシングジムに通ってたことじゃない?」

フツメン「でも、それはDQN達に妨害されて辞めたはずじゃ」

女「それもそうよね…何にせよ付けてみれば分かるかもしれないわ」

フツメン「男には悪いけど…ちょっと尾行させてもらうぜ…!」

女とフツメンは男の後を追う

男は2人の気配に一切気づくことなくジムにへと向かっている

188: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:8) 2014/01/29(水) 13:23:10.71 ID:Prc7lfywP
きたなw

189: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:24:40.83 ID:RW4jOaow0
男「失礼しまーす!」

ガラッ

男はジムの扉を開け中にへと入っていた

遅れて女とフツメンがジムの前に到着

フツメン「お、おい…ここって……」

女「総合…格闘技ジム?」

外から中の様子をこっそりと見ている2人

男はバンテージを巻きリングの上でシャドーボクシングをしている

男「シッ シッ シッ」

フォームはまだまだぎこちないが

素人2人からすれば男のシャドーがプロの動きに見える

フツメン「すげぇ…あいつボクシング辞めて総合なんか始めてたのかよ…」

女「意外すぎるわ…」

代表「よっしゃ、ちょっとフォーム見てやるからミット打ちするか」

男「はい!お願いします!」

190: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:28:03.84 ID:TgFC+oTJP
(゚∀゚)キタコレ!!

191: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:29:43.51 ID:RW4jOaow0
パンパンパンッ

代表「右ストレート!」

パンッ

ポンッ

男「…あっ」

代表「今、また左のガード下がったな~それじゃ危ないぞ」

男「…うっす!!」

パンパンッ

代表「ジャブ…んでボディジャブ!」

パンッパンッ

代表「よーし、今の良いぞー!ちゃんとシャドーしてたな!」

男「ありがとうございます!」


フツメン「あんなに真剣な顔してる男初めて見たな…」

女「…ふーん」


ピピッ

男「ありがとうございました……(バタッ」

代表「ははは、スタミナがまだまだだな。これから地道に付けていくしかないが。」

代表「ところで…あの2人はお前の知り合いか?」

男「え?」

192: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:35:58.96 ID:RW4jOaow0
ガチャッ

代表「見学の方ですか?」

フツメン「…!!」

女「ええええっ…ええっと…あ、いやその……」

フツメン「落ち着けよ!」

男「…フツメンくんに…女さん……?」

フツメン「あ!男…」

男「どうして2人がここに…」

フツメン「悪い…!」

女「ごめんなさい!」

フツメン「お前の事が気になって学校終わりに尾行しちまったんだ…!」

男「……」

代表「お前も色々と大変だな」

男「謝らなくていいよ!別に見られて困るようなことじゃないからね」

193: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:41:38.21 ID:RW4jOaow0
フツメン「ところで…お前どうして総合のジムなんか…」

男「…ここの人達には俺の学校でのこと言わないでほしい」

女「え?そのこと話してなかったの?」

男「うん、ジムに来てる時に学校のことなんか思い出したくないから」

フツメン「そっか…分かったよそのことは内緒にしておく」

男「ありがとう」

男「それより、2人共まだ時間ある?」

フツメン「ああ…そりゃまだ時間は大丈夫だけど…」

男「一緒に体験してみない?」

女「え、あたし達が格闘技を?」

男「うん」

女「えええー!格闘技ってあたしみたいなか弱い女でも出来るのかしら…」

フツメン「嘘つけ、中学の時握力60あったじゃねーか」

女「うるさい!!(ドスッ」

フツメン「…うっ」

フツメン「わ、分かった!俺も格闘技体験してみるわ!」

194: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:46:01.86 ID:RW4jOaow0
男「代表、2人体験したいみたいなんですが良いですか?」

代表「おー、いいよ。今日雨だし丁度会員さんが少ないからな。」

フツメン「よ、よろしく…」

女「お願いします…」

代表「とりあえず寝技はきついだろうから、打撃からやってみましょうか」

フツメン「おおー、打撃は前からやってみたかったし嬉しいな」

代表「まず縄跳び3分間跳び続けてみようか」

パッ

代表から3人に縄跳びが手渡される

女「な、縄跳び~?格闘技やってる人って縄跳びもするんですか?」

代表「ああ、縄跳びでスタミナを養ったりステップワークを鍛えたりすることができるんだ」

代表「ボクサーがよく跳んでるの見るだろ?」

フツメン「そういえば…テレビなんかでよくボクサーの人が縄跳びしてたな…」

ピピッ

代表「はい、始めっ」

ヒュンヒュンヒュンッ

男「…」

フツメン「うわっ…!男はええよ!!」

女「縄跳びなら小学校の時にやってたし…3分ぐらいなら…」

フツメン「いけそうな気がするよな…!」

ヒュンヒュンッ

195: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:51:02.05 ID:RW4jOaow0
3分後

ピピッー

代表「はい、終了ー。20秒インターバルでもう1セット。」

ガクッ

フツメンと女はその場で両膝を突き崩れ落ちる

フツメン「ゼェゼェ…」

女「ハァ…ハァ…」

男「ふぅっ…」

フツメン「3分ならいけるとか思ったけど…全然ダメだ…足がもう動かねぇ…」

女「ハァ…はぁ……男くんなんで…息上がってないのよ…」

男「いや、俺もしんどいよ」

フツメン「嘘つけ!全く息上がってねぇじゃねぇか!」

代表「まあこれも慣れだな、久しぶりに運動する人間とかにとったら3分跳び続けるのはかなりハードだ。」

女「ううっ…自分のスタミナのなさに泣きそうになる…」

代表「よし、じゃあ次終わったらシャドーボクシングだ!」

男「はい!」

フツメン(男の奴…なんだか顔つき変わったなぁ……)

196: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:57:26.41 ID:RW4jOaow0
……



DQN「今月分です」

スッ

下っ端「…確かに10万円っと……」

下っ端「兄貴!確かに全部あります!」

ブルー「あっそ、当たり前のことだろ」

DQN「…」

ブルー「それよりDQN、来月から15万にアップだ」

DQN「15万…ですか」

ブルー「お前なら1ヶ月で集められるだろ?」

DQN「…」

ブルー「集められるのか…って聞いてんだよボケが」

バキィッ

ブルーはDQNの顔面を金属バットで殴打する

DQN「…ぐっ…!!」

ブルー「テメェ俺の質問に黙ってんじゃねぇぞ…ぶち殺すぞ高校生の餓鬼がよ」

DQN「すいません……必ず15万持ってきます……」

ブルー「それでいいんだよ、もう今日は帰れ」

DQN「……はい」

スタスタ

下っ端「ブルーの兄貴もひでぇなぁw高校生にそんな額納めさせてw」

ブルー「クックッ…これが俺らのチームの決まりだろ…」

ブルー「それを承知の上であいつはこのチームに入ったんだからよ」

197: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 13:59:05.74 ID:RW4jOaow0
今日はこの辺で終わりです
いつも保守、支援ありがとうございます

198: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 14:52:22.80 ID:PAuzxj3U0
面白いよー

199: 名も無き被検体774号+ 2014/01/29(水) 15:40:28.90 ID:pz2WTrRl0
ホントにもう来ねーかと思ってたわ
次も楽しみにしてるぞ!

てか女ちゃんに握力負けててワロタw
60って設定高過ぎじゃねw

201: 忍法帖【Lv=14,xxxPT】(1+0:8) 2014/01/29(水) 22:45:43.31 ID:W6zytP7E0
復活やったー

203: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 01:36:06.63 ID:ECMsjOM30
おもしろいわ~これ。>>1は何か格闘技の経験あるの?

204: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 14:26:13.18 ID:NSTa6wgd0
追いついた
保守

205: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 14:30:42.16 ID:NSTa6wgd0
展開わかったんだが
どうせこのまま男がDQN助けるっつう話だな
そういうの嫌いだわ

206: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 15:17:31.40 ID:RxHtGJ7P0
>>205
はいはいすごいすごい

嫌いなら2度と見に来るんじゃねーぞ

207: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 15:40:19.71 ID:74CSq6GlO
>>206
感想なんて人それぞれなんだから
お前が仕切る必要はない。

208: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 16:09:56.85 ID:j4d47fgn0
いや、嫌いならわざわざこなくていんじゃね

そういう展開じゃないことを見越していってるのか、ただ単に嫌いなのかは知らんが

209: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 16:36:42.75 ID:RxHtGJ7P0
>>207
そう感想なんて人それぞれ
分かってんじゃん

それが分かってるなら>>1のSSを楽しんで読んでるヤツらの前でわざわざ否定的な意見言うべきじゃないことも分かるよな?

それともお前は感想なんて人それぞれって言っておきながら、自分と違う意見の相手には嫌な思いさせなきゃ気がすまんのか?

210: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 17:05:55.33 ID:62dS1bMmP
>>209
態々相手にする奴も見ててイライラするんだが

211: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 17:14:43.52 ID:JUSfH8+80
伸びてるから更新したのかと思ったら...

212: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 17:33:25.77 ID:RxHtGJ7P0
うん、まぁそうだよな
黙ってNGにしとくべきだったスマン
応援してる側としてはついな

>>1もスレ汚しごめんな
次も期待してるぞ!

222: 名も無き被検体774号+ 2014/01/31(金) 20:47:13.58 ID:yhXF+L4z0
期待

226: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:16:20.13 ID:MW1WUUgH0
小さい時から親に敷かれたレールの上を走り続けていた

そんな人生が嫌で高校受験は失敗

何ランクも下がった地元の高校に通い始める事に

ガチャッ

委員長「ただいま」

執事「坊ちゃま、お帰りなさいませ」

委員長「母さんは?」

執事「外出されております。夜には戻って来られるかと。」

委員長「そうか…じゃあ僕は部屋で勉強するよ」

執事「お食事の時間になりましたらお呼びします」


委員長「ふう…」

ボサッ

ブレザーを脱ぎ捨てベッドに身を放り投げる

委員長「…勉強は今日はいいや、母親も夜までいないし」

ゴソゴソッ

委員長は勉強机の下から何やら雑誌を取り出した

「格闘技雑誌」である

委員長「今月号、まだ読んでないし楽しみだなぁ」

227: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:25:17.50 ID:MW1WUUgH0
子供の頃、父親に連れられて初めて観戦したスポーツ…いや競技が格闘技だった

それに影響され中学に上がってから格闘技を始めるつもりだったが

学業を何よりも優先する母親に猛反対される

そんな彼の今の楽しみはこうした格闘技雑誌を読み漁ったり、格闘技の動画を見ることだ

……



チャラ男「DQN、あいつ家が金持ちみたいだぜ」

DQN「委員長か…いかにもお坊ちゃまみたいな奴だな」

2年生に進級してすぐのことだった

僕はクラスのDQNグループ達に目をつけられ声をかけられた

ガシッ

DQN「よう、ちょっと俺達と話そうぜ」

委員長「…僕は忙しいんだ」

ギリッ

委員長「っ…!」

DQNに肩を思い切り握られ声を漏らす

自分より屈強な体格をしたDQN、その握りでとてつもない力を感じた

228: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:35:42.04 ID:MW1WUUgH0
委員長「僕の…ボディガードだと…?」

DQN「ああ、俺らがお前の身を守ってやるよ」

DQN「俺達はお前に一切手出ししねーし、誰かがお前に手出したら俺らがすぐ守ってやるよ」

委員長「…何の真似だ…そんなボディガードは必要ないぞ」

チャラ男「へへへw良いのかよ委員長のくせにw」

委員長「どういうことだ」

DQN「クラスをまとめる委員長がお前みたいなひ弱で大丈夫なのかよ」

チャラ男「俺らと仲良くしておけば損はないよwww」

DQN「安心しろよ、ボディーガードってことはお前の方が俺らより上ってことだ」

委員長「…僕が……上」

DQN「何をするにしても力ってのは必要だろ…?」

委員長「どうすればいいんだ…」

DQN「…フッ」

DQN「お金さえちゃんと払ってくれれば…な」

その日以降、毎月DQN達にお金を納めることで僕のボディガードをしてくれることに

条件通り僕には一切手出しをしないし

街で他校の不良に絡まれた時もすぐに助けてくれた

そのため、負い目を感じながらも現在に至るまでお金を支払い続けている

229: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:46:23.72 ID:MW1WUUgH0
そんな自分に嫌気を感じながらも

間接的に力を手に入れた感じに陥り断ることができなかった

担任から絶大の信頼を得ている委員長

DQN達が目をつけたのにもお金以外に理由があった

男のいじめを担任に知られないために委員長を味方に引き入れたのである

委員長が担任にさえ話さなければ担任も信用することはない


チャラ男「うおらぁ~wwキック~www」

ドスッ

男「…!」

DQN「何寝てんだよ(ドスッ」

男「うぐっ…!!」

教室の後ろで行われている男に対するいじめ

いつも見て見ぬフリをしていたが嫌でも耳に入ってくる

チャラ男「髪の毛も剃ろうぜ~wwwwwww(ジョリッジョリッ」

DQN「…さっさと金も出せよ」

委員長(なんでそんな事されて毎日学校に来れるんだ…!来たっていじめられてるだけだろ…!!)

230: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:52:52.67 ID:MW1WUUgH0
……



コンコンッ

委員長「…ん」

執事「坊ちゃま、お食事の準備が出来ましたので」

委員長「分かった」

ガチャッ

委員長「なあ、執事」

執事「はい」

委員長「本当の強い力ってなんだと思う」

執事「…本当の強い力…ですか」

委員長「うん、執事の意見を聞いてみたい」

執事「フフフ」

委員長「な、なんだ?何か可笑しなことを言った?」

執事「いえ…坊ちゃまがそのようなことを仰るなんて意外で…」

委員長「まあいい…答えてくれ」

231: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 15:59:30.39 ID:MW1WUUgH0
※本当の強い力→× 本当に強い力→○

執事「その人次第で変わってくるのではないのでしょうか」

委員長「どういう意味だ?」

執事「本当に強い力というのは一括りではありませんよ」

執事「その答えは今後坊ちゃまが見つけ出すのです」

委員長「うーん…まだ僕は力不足だということか…」

執事「いえ、まだまだこれから成長していくのです」

執事「さ、ご飯が冷めてしまいます。」

委員長「ああ、分かった」

スタスタ


ボコォッ!!

チャラ男「…うあああああ!!DQNやめてくれよ!!」

DQN「うるせぇ…!!」

ドスッボコッ

232: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 16:14:20.31 ID:MW1WUUgH0
ギャル女(うわぁ…今日チームのリーダーに呼び出されて機嫌悪っ)

チャラ男「わ、分かったよ…!!俺もお金出すから!!」

DQN「1万じゃ足りねぇよ!!」

ドスッ

チャラ男「うわああああああああああああ」

DQN「クソッ…毎月15万は委員長の分で足りるとしても…」

DQN「これじゃ俺が何もできねぇだろうがよ!!」

ボコッォ

チャラ男「ううう…許してよDQN……」

DQN「ブルーの奴…急に値上げなんかしやがって……!」


ピピッ

代表「はーい、終了」

フツメン「ゼェゼェ……ううっ…やっとサンドバッグ叩き終えた」

パンパンッ

タイムが鳴り終わってからも女は叩き続けている

代表「おおー、うまいね。押し込むパンチじゃないし良いパンチだ。」

女「…そ、そうですか…!」

フツメン「なんであいつが褒められてんだ…」

ボスッ

フツメン「いってえええええええええええ」

代表「君のは思い切り押し込んでるパンチだから、サンドバッグも必要以上に動いてしまってんだな」

代表「パンチってのは押し込んだ方が強いイメージがあるかもしれないけど」

代表「ボクサーのパンチはそうじゃない。インパクトしたら素早く引き戻す。」

フツメン「そんなパンチで威力はあるんですか…」

代表「ああ、素早く引き戻すほど威力は強い」

233: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 16:14:58.31 ID:MW1WUUgH0
早いですが今日はこの辺で終わりです

234: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 16:16:28.08 ID:+NjWU0Ho0
今日のところは乙

235: 名も無き被検体774号+ 2014/02/01(土) 17:52:36.82 ID:R/5bUw3b0
乙で~す

その2へ(まだです)



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